遺贈寄付の知識

遺贈の相談を受けたらまず押さえるべきこと

①相談を受けたらまず目的を確認しましょう

その寄付は誰のためにするのか、何のためにするのか、期間はどうするのかといった事が考えられるでしょう。

目的のの確認の中で大事なのは、誰のための寄付かという点です
子どもたちのため、例えば子ども食堂や子どもの将来に関わることをご希望でしょうか。

あるいは、地域の山や川、海などの自然環境を守りたいというお気持ちがおありかもしれません。
現在目覚ましい進歩を遂げつつある再生医療のためにというご希望もあるかもしれません。
動物保護のためというご要望もあるでしょう。

一口に目的といっても、このようにさまざまなものがありますから、まずはそれを明確にすることが大切です。

②遺贈したい先(場所)はどこか?

外国のどこか、例えば発展途上国の教育を充実させるためでしょうか。
それとも、国内? 地元?

③期間の長さはどうでしょうか。

末長く継続的に使ってほしいのか、それとも、一度に早く活かしてほしいのかという問題です。

④寄付先の団体に求める要件とは?

実績がある団体がいいのか?
法人格は必要かどうか?

実績のある団体を望む方もいらっしゃいます
そこにはこだわらずに、始動し始めたばかりのベンチャーやスタートアッププロジェクトがいいという方もいらっしゃいます。

法人格があるところの方が安心だという方もいらっしゃいますし、なくてもいいと言う方もいらっしゃるでしょう。

⑤寄付先はどこが望ましいのでしょうか?

NPO、学校、病院など非営利分野と言っても指定先はたくさんあります。

例えば、ご縁のあった出身校だったり、親族やご自身がお世話になった病院などが候補に上がることがあるかもしれません。

⑥寄付先は一つか、複数か?

1団体か複数団体かといったことも検討する必要がああります。
ひとつの団体にするのか、複数団体を視野に入れるのかについても確認しておいた方がいいでしょう。

以上のように、想いを実現しその後のマッチングをスムーズに進めるためには、まずは細かく目的と手段を明確にしておくことが有益でしょう。

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